気管支喘息

気管支喘息

気管支喘息

お子様の咳が気になる時は呼吸音にも注意してあげてください。
呼吸音がぜーぜーなっている場合や、胸が苦しそうに呼吸をしている場合は小児喘息かもしれません。

小児喘息を発症すると気管支に慢性的な炎症が起こることで気管支が狭くなり、呼吸が苦しくなります。

気管支喘息の症状

気管支喘息を発症すると喘息発作(ぜんそくほっさ)が起きるようになります。 典型的な喘息発作(ぜんそくほっさ)では、呼吸する時にヒューヒュー、ぜーぜーいうような喘鳴(ぜんめい)と、咳(せき)、呼吸困難を認めます。

発作が起きている時は、①気管支の周りの筋肉が収縮する②気管支粘膜がむくむ③痰が増えるため気管支が狭くなり上記のような症状があらわれます。

気管支喘息は症状の幅が広く、あまり気にならない程度から日常生活に支障をきたす程度までお子様によって症状は様々です。 症状が軽い場合は、呼吸困難をそれほど感じず、飲食や睡眠ができます。 症状が重くなると、ヒューヒュー、ぜーぜーいう喘鳴音(ぜんめいおん)がはっきり聞こえるようになり、寝ていても息苦しさから目が覚めることがあります。 重度の症状になると、呼吸困難が激しくなり日常生活を送ることが辛くなります。

気管支喘息の治療

気管支喘息は慢性の炎症ですので、毎日の治療で炎症をおさえることが重要です。 そのため治療には、気管支喘息悪化の要因となるものを取り除く環境整備と、薬(吸入・服薬)による症状の抑制を行います。

環境整備

お子様が気管支喘息になった場合は保護者の方が悪化しない環境を作ってあげることが大切です。

【気管支喘息が悪化する要因とその対策】

・アレルゲン
アレルギーの原因となる物質のことで、ホコリや、ダニ、ペットの毛やふけを吸い込むと症状が悪化しますので、しっかり掃除機や雑巾を使って掃除しましょう。

・感染症
かぜはウイルスによる感染症ですので、感染したウイルスによっては気道に炎症を起こし喘息発作を誘発しますので、たかが“かぜ”と侮らずに、しっかりと予防をしましょう。

・運動
運動すると冷たい乾燥した空気が気道に入るので、喘息が誘発されます。これを運動誘発性喘息といいます。運動を全くしてはいけないわけでは無く、医師と相談の上症状に応じた運動をするようにしましょう。

・気候
気道は敏感ですので、気候が変わるだけでも刺激され喘息発作が起きます。季節の変わり目はお子様の状態に注意してあげましょう。

・大気汚染
汚染物質が含まれた空気を吸い込むと、その物質が気道を刺激するので喘息発作が誘発されます。タバコの煙や、お線香、花火の煙も喘息を誘発しますので注意が必要です。

・ストレス、疲労、睡眠不足
体調が悪い時は喘息発作が出やすくなります。思春期になるとストレスでも発作が出やすくなります。

気管支喘息の薬物療法

気管支喘息の薬による治療は2種類あります。
発作が起きないようにする薬と発作を抑える薬です。
医師に相談の上、指示に従って正しく薬を使うようにしましょう。

気管支喘息の原因

気管支喘息の大きな要因はアレルギー体質と遺伝です。
ご家族や兄弟が喘息を発症している場合はご本人も喘息を発症する確率が高くなります。
両親が喘息などを発症している場合、お子様の喘息発症リスクはそうでないお子様に比べて3~5倍になります。
アトピー性皮膚炎を発症しているお子様も喘息の発症リスクが高いと考えられています。

注意点

お子様が喘息の発作を起こした時は以下の点を心がけてください。

1. 注意深くお子様を観察する。
発作が起きた時は慌てないことが肝心です。保護者の方が慌ててしまうと、お子様も同様してしまいます。落ち着いてお子様の顔や指先の色、機嫌や顔色を観察しましょう。

2. 呼吸をゆっくりするように落ち着かせる
口を閉じ鼻から息を吸い込み、大きく腹式呼吸をさせるように声をかけましょう。

3. 気管支拡張薬を使用する
医師の指示通りに発作時のお薬(内服薬、吸入薬)を使用しましょう。1回お薬を使用しても改善しない場合は必ず病院を受診しましょう。

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